ゴッドハンド

2024年となりました。

今年もよろしくお願いします。


新年早々、大きな出来事が続き、気持ちの揺らぐ中でのスタートとなりました。地震による辛い状況は長く続きそうです。少しでも良い方向へ向かいますように。


地震発生時、柴犬うめちゃんの散歩がてら隣町の神社に初詣に来ていました。小さな神社でお参りをしていたのは私たち家族だけでした。そんな中、携帯のアラームが鳴ってドキドキしながら居ましたが、屋外ということもあり、あまり揺れは感じず。そして、家に帰ってニュースを見てびっくりしました。


しばらく地震の情報が気になり、テレビをつけていると1月2日夜、NHKの「ゴッドハンド」という番組が始まりました。視るともなしに視ているとどんどん引き込まれて、ついには最後まで見てしまいました。タイトルがなんだか直接的であまり心動かされるものではなかったので、この状況でなければ見逃していたと思います。


美術館に収蔵されるレベルの名品を修復する職人さんのドキュメンタリー。すごかった。

ひび割れや欠損箇所のある壺が、美しく完璧な作品に生まれ変わっていました。


その時の職人さんは、まるで壺と一体になっているようでまさにワンネスの世界。その姿は研ぎ澄まされたボディセラピーを連想させました。クライアントさんの存在の核に耳を澄ませるようなそんな感じ。


こんなふうに対象と向き合うことができたら、対象にも自分にも大きな癒しが起きるのかもしれないなと思いました。生き物であっても、無機的なものであったとしても。


この世にあるものはすべて波動でできています。

そのことを意識することの大切さ、そんなことを年の初めに思いました。