あかりちゃんのこと

柴犬うめちゃんが我が家にやってきて6年。


紅葉の綺麗なお寺に「うめちゃん」という可愛い柴犬がいて、すぐにメロメロになりました。うちでも柴犬が飼いたいと思った私は、悩んで悩んで、その数年後、柴犬「山川うめちゃん」を迎えることになりました。


はじめ、保護犬の施設に行きましたが、赤ちゃん保護犬を迎えるには、常時家に人がいる家庭でないと譲渡できないという話を聞き、諦めて帰りました。その帰路、同じ町に柴犬のブリーダーさんがいるよとの話になり、じゃあちょっと見せてもらおうかといって出会ったのが生後2ヶ月頃のうめちゃんです。3兄弟姉妹の中で一番おとなしいよと言われ会った赤ちゃんはなんともおてんばでした。ほかの2匹はどれほど?と思ったものでした。


出会ってしまいかわいさに心をつかまれたものの、生き物を家に迎える重責に悩み、1週間後に決心して連絡。晴れて3兄弟姉妹の一番おとなしい子?は「うめちゃん」として山川家にやってきました。


それから、育て方に悩みながら柴犬の情報を探す中で、漫才コンビアキナの山名さん宅の柴犬おまめちゃんを知り、そこから柴犬の保護施設ドックシェルター大阪を知りました。保護犬を迎えたいなとは思っていましたが、保護犬がどのようにして保護施設にやってきたのかという事実を知るたびに、胸が締め付けられるような気持ちになりました。人間の欲のために、体がボロボロになるまで繁殖させられる犬たち。劣悪な環境に閉じ込められたり繋がれたままの犬たち。ドッグシェルター大阪にやってきた犬たちは、シェルターで愛情を注がれ、ずっとのお家をみつけ巣立っていきます。インスタグラムでその様子を見てはホッとした気持ちで眠りにつく日々でした。


そして、ここ数日とてもザワザワした気持ちで過ごしています。繁殖をさせられボロボロになった「あかりちゃん」。まだ若いのに腎臓病が進行し瀕死の状態で保護されました。保護されて20日。最後の4日間は、とてもとても温かい家庭で過ごしました。そして、今日旅立っていきました。


人間に本当に酷いことをされ、辛かっただろうけど、愛情をかけてくれる人に尻尾を振っていいました。閉ざさずに人間を受け入れてくれた「あかりちゃん」。魂の美しさに言いようのない気持ちになり涙が出ました。「あかりちゃん」の命の灯火、忘れません。


犬や動物がいると、生活に活気がでたり、支えになったり。私も、うめちゃんのおかげで日々が豊かになりました。ペットブームで、今は子どもの数よりもペットの数が多いとか。動物を家庭に迎えたい、その気持ち実感としてとてもよくわかります。一方、その陰で、まるでモノのように命を扱われている現実があることを知りました。知ることで、動物の迎え方も変わってくるのではないかと思います。


そのことを、存在をもって教えてくれた「あかりちゃん」!

ありがとう。



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柴犬レスキュー   

@dogshelter_osaka



ドッグシェルターHP(東京/大阪)

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