引きました
この5年ほど、風邪らしい風邪を引かなかったのですが、ついに引きました。
今月半ばに新型コロナウィルス感染症になりました。
感染症法の分類上、10日間の療養期間(外出自粛期間)があったり、濃厚接触者にも待機期間があったりと、社会生活上色々と不便がありました。
患者さんにも施術をキャンセルさせて頂いたり、色々とご迷惑をおかけしました。
とはいえ、風邪は「引く」もの。
病は因果の生成物。
自分自身のことを振り返ると、サッカーのワールドカップ見たさに、普段寝ている時間まで起きて夜更かしをしていたこと、更年期で体調があまり好調でないこと、ココアにハマって甘い飲み物を継続的にのんでいたことなどが思い浮かびました。
こんなときは、体内の気がすっきり流れていなくて、ある意味澱みがあります。
そんな時に外界から強烈な刺激を入れて、澱みを動かそうとしているのではないかと感じます。まさに、ウィルスや風邪を自分で引き込むのです。嵐の後、澱んでいた川底がきれいになるように、体に嵐が来ると、その後すっきりします。
今回は、喉の痛みに始まり、寒けがきて、39℃まで熱が上がり、食欲もなく、ずっと寝ていました。その後は少しずつご飯を食べるようになり、次第に元の体調に戻りました。
高熱が出ている時に脈を診ると、いつにないほど速く脈打っていて、嵐がきたなぁ〜と思いました。
高熱が出ることで、免疫のスイッチが強力に入り、がん細胞をはじめとする自分にとって不都合な細胞をクリアにするという話を聞いたことがあります。マラリアの多い地域では高熱がよく出るのでがんになる人も少ないのだとか。ここ数年、風邪を引いたり高熱になったりということがなかったので、風邪を引けてちょっと安心した自分もいました。(今後、感染症法の分類を変えてもらえると、もうちょっと気楽に風邪がひけるのですが…。)
風邪を引くということ、何かの症状が出るということは、体にとって強烈な浄化なのかもしれません。
ブログ、今年最後になりました。
みなさま、よいお年をお迎えください。
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