田んぼゾーン
自分が子どもの頃の想像をはるかに超える猛暑が連日続いています。
子どもの頃、25℃超えるとあち〜〜〜ぃとなっていたような気がするけれど、今では1日の最低気温が25℃なんてことが日常。
若い頃よく旅に行っていて、東南アジアの蒸し暑さや、スペインアンダルシアの焼けるような暑さに、この暑い国で生きていくのは大変だろうなと思っていたことを思い出します。
今では、ここ日本も暑い国になってしまいました。
こんなに暑いとアスファルトも熱いので、夕方の犬の散歩は裸足で温度を確かめてから行くようにしています。以前は住宅街をよく歩いていた愛犬うめちゃんも、最近は畑や田んぼ、耕作放棄地などをよく歩きます。そしてうめちゃんに教えられます。ここは涼しいよと。
住宅街から一歩出ると、田んぼゾーンから涼しい風がふわっと吹いてきてなんと快適なことか。水路の近くも土の上も、涼しくて心地よい。散歩が終わって我が家に帰ると、ほんの50メートルくらいしか離れていないのにまたこもったような暑さが押し寄せます。あまりの暑さのためにエアコンをみんなで使うので、熱い空気が熱い外気にどんどん出されて暑さが増し増しです。田んぼゾーンの自然の中では、熱い空気を水や風の力で冷やす循環が行われていて、陰陽の調和がとられているなぁと感じました。大きな森の中でも同じような気持ちになります。
便利な平らなアスファルトで覆われた道路も、機密性の高い冷暖房の効きやすい住宅も、虫のこない土も草もない庭も、一面的な快適さの反面にある、自然の陰陽の調和の体感というもう一つの快適さを奪ってしまっているのかもしれません。
夕方散歩していると、きれいな夕焼けが見えました。
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