足湯
一雨ごとに寒くなりますね。
冬至(12月22日)に向けてどんどん陰の気が極まってきています。
ずっと暖かい方がいいなぁという気持ちはありますが、冬は冬らしく気温が下がることが、この地には必要なことのようです。
冬に寒くならないと、本来いなくなるはずの土の中の微生物や虫などが冬を越してしまい、農作業などでは困ったことになるらしいです。雪もあまりに少ないと、滋賀県では琵琶湖にそそぐ雪解け水が少ないために、湖の全層循環が起こらなくなるそうです。全層循環では冷たい水が湖底に沈むことによって、湖底の水の層が上層に上がり大きく掻き回されます。そのことで、水温や酸素の量が均等になり改善されるのです。
大きな陰陽の巡りの中で、自然と上手に付き合っていきたいですね。
冬になると、私は足湯をよくします。
以前はバケツにお湯をはって足をつけていましたが、終わった後さめていく過程で冷え感があるので、それが悩みでした。最近はブーツ型の容器にお湯を入れてそれを履くスタイルの足湯をしています。お湯が冷えにくく、直接濡れないので、湿性と乾性の中間のようなほどよい温まり方をします。CLO'Z(クロッツ)というメーカーのもので、もともとはウエットスーツを作られていた会社の製品です。
最近、ウェビナーなど受ける機会が多く、机に座ったまま動かない時などには本当に快適です。部屋全体を温めなくても足湯をして着込んでいればそれでOKな感じです。まさに頭寒足熱で、眠くもなりません。
皮膚はセンサーとしてその時期の気温をキャッチして、体に知らせています。それを繰り返すことで、その時期の体を少しずつ作っていきます。夏の場合は、暑さを感じることで汗をかける体になるし、冬は寒さを感じることで、熱を生み出すように体が調整します。あまりに外気とかけ離れた室温は、体の力を弱めてしまい、その季節に合った体を作ることができません。暑さ寒さはしんどいけれど、その季節のスパイスのようなもの。うまく取り入れて付き合っていきたいですね。
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