デフォルト・モード・ネットワーク
先日、鍼灸の勉強会で、デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)のお話を聞きました。
DMNは、「ぼんやりとした状態の脳が行っている神経活動」とのこと。デフォルト(初期設定)状態の、脳は、いろんなアイデアが浮かびやすいようです。
瞑想しているときや、単純な作業、単純な運動をしている時にこのモードになりやすいのだとか。
山歩きをよくしていた時に、よくひらめきがあったのですが、まさにこのモードだったのかなと思います。
このDMNは、鍼をしても活性化するのだそうです。
先生が言われていたのは、30度の角度で切皮、置鍼するとこのモードになるとのこと。
やさしい鍼を受けていると、ふわっとしたリラックス状態になるのはこういうことなんですね。
さまざまなことに科学的なエビデンスが求められ、エビデンスがないものは低く見られるむきがありますが、科学的な証明はいつも遅れてやってくるなぁと感じます。断食についてもオートファジーの理論がノーベル賞で絶対的な権威を与えられてから、納得のもと受け入れられるようになったように思います。そんなことがある度に、感覚の大切さを痛感します。
少し驚いたのですが、DMNが活性してる時には脳内のエネルギー消費が激しいのだとか。一見ぼーっとしているのでエネルギー使っていないように見えるのですが、パソコンなどのデフォルト作業(初期化)を行う時には、すごく時間がかかるし、ハードディスクからうーんって音がしているし、確かにエネルギー使っていそうです。
やはりここも陰陽の法則。「ぼーっ」と「シャキーン」を適度に行き来するのがよさそうですね。
DMN発動「ぼーっ」のうめちゃん。
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