ジンジャー

先日、患者さんよりジンジャーのお花をいただきました。

初めて見るお花だったので、調べてみるとその名の通り生姜の仲間で、もともと花の形からジンジャーリリーと言われていたのが、次第にジンジャーと言われるようになってきたとのこと。花言葉は「豊かな心」。インド原産。キューバやニカラグアの国花。とても甘い香りがします。


このお花のジンジャーの仲間、食用の生姜は、マクロビオティックでは陰性。つまり、体を冷やす働きをします。暑い場所でとれること、強い辛みがあることから陰性に分類されます。暑い場所でとれるものは、そこで生きる人たちにとってその熱を冷やす働きをするものが多く、強い辛みは、体を温め汗をかくことで冷やすように働きます。今回、観賞用の生姜を見て、お花が高く高く伸びる感じも陰性のように感じました。


一方、あまり詳しくないですが、薬膳の考え方では、生姜は微温に分類されるとか。漢方薬の干した生姜、乾姜は胃腸を温める働きするようです。根っこであるという性質は陽性に属するでしょうし、干すという作業は陽性を与えます。


マクロビオティックも中医学も、生姜が体内に入ると温める働きをすることは一致しているように思います。その後、温め効果を発揮するか、温めきって冷えに振り切り陰陽転化をおこすか。


陰陽はグラデーションですね。解釈によって分類も違ってくるのかもしれません。


理論も大切ですが、体の声を聞きながら、今自分の体に必要なものを食べられるようになるといいなぁと思います。



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