お能のお稽古
お能を習い始めました。
新しく何かを始めるのは久しぶりです。知らないことだらけで、先生のお話を聞いたり、本で調べたり、とても刺激的です。お能のお稽古は謡い(歌)と仕舞い(踊り)がありますが、どちらも難しい。
謡いは、音程や拍の取り方が難しくて、私にとってはまさに脳トレ。毎回、頭を抱えながら取り組んでいます。でも、お腹の底から声を出すことは普段あまりないので、とてもスッキリします。
仕舞いは、まだ順番を覚えている段階です。フラメンコをむかし習っていましたが、フラメンコのようなリズムがなく、とっかかりがわかりにくく覚えにくい…。まずは順番を覚えないと。いつの日か、うたの中で「舞う」ことができたらいいなと夢見てます。
お能の世界を舞台にした漫画に「全速力で止まっている」という表現がありました。ただ動かず立っているだけですごい存在感があることを生徒さんに尋ねられて、先生がそのように答える場面がありました。同じ体勢でいても、何か違う。それってそういうことなのかもしれません。私の好きなフラメンコのアーティスト、ファルキートもジェルバブエナもロシオ・モリーナもそんな感じ。止まってる時こそ輝いていて惹かれます。例えばコマ回しですごい回転で回っていても、完璧にバランスの取れている時はまるで止まっているように見えるような。物凄いエネルギーがそこに見えます。
私のお仕事、鍼灸マッサージの施術でも、エネルギーが大きく影響します。鍼先で軽く触れただけ、軽く手を当てただけで大きな変化が起きることがあります。そんなときは、高い波動が発生しているのかもしれません。
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